株式会社 たち吉(本社 京都市下京区、代表取締役社長 石田 章夫、以下「たち吉」)はこのたび、全国の産地で脈々と受け継がれてきた匠の技を取り入れた「匠の伝承」シリーズ第四弾を4月1日から発売する運びとなりましたのでお知らせいたします。
たち吉は、全国の産地で脈々と受け継がれてきた匠の技とその職人によって継承されてきた「高度な手技」と使い手を想い描きながらつくり上げた「器に込めた心」を「匠の伝承」としてシリーズ化してまいりました。今回の「匠の伝承」シリーズ第四弾は、江戸時代、肥前佐賀藩鍋島侯が将軍への献上品として莫大な費用をかけてつくり上げた鍋島焼をご紹介します。技術の流出を防ぐために自由に出入りできない「秘窯の里」と呼ばれた大川内山で、鍋島焼の伝統を継承する畑萬陶苑の四代目、畑石真嗣が伝統技術の担い手として活動を続けています。伝統美と職人の手仕事による巧みの技を継承し、使い手の心に感動を与えられる仕事を目指しています。
今回、畑萬陶苑に鍋島焼の精緻な技巧である墨はじきと櫛歯文の技法を使用した飯茶碗と湯呑とデミタス碗皿の制作を依頼しました。茶碗の絵柄は縁起文様である六瓢を青と赤で、宝づくしを染付と色絵で施しています。大きさ、持ちやすさ、口当たりの良さはもちろんのこと、素材や絵柄の良さ、その意味するところにまでこだわりがある、「わたしだけ」の器となります。
この「匠の伝承」シリーズ第四弾「縁起の茶碗」の発売の概要については下記の通りです。
■匠の伝承」シリーズ第四弾「縁起の茶碗」
発売日:2019年4月1日(月)
展開販路:たち吉オンラインショップ
品目:飯茶碗、湯呑、デミタス碗皿
絵柄:六瓢(青・赤)、宝づくし(染付・色絵)
点数:12sku
価格:18,000~46,000円(税抜)
生産数:初回 各5点
「六瓢」
描かれた六つの瓢は、六瓢転じて無病息災。病気をせず元気で健やかでありますようにとの願いを込めた文様で、縁起良く、形も楽しい文様です。目にも鮮やかな、赤、黄、緑と色絵鍋島ならではの上絵絵具と染付で描き込んだ逸品です。
「宝づくし」
宝珠、宝袋、巻物など吉兆をもたらす縁起物を描き込んだ逸品です。墨はじきで描かれた青海波もいくつもつながることから縁起の良い文様です。